日本初上陸の外資系クライアント「AEye(エーアイ)」のマーケティング活動を全面的にバックアップ。グローバルクライアントのローカル戦略はどのように成功したか。
AEye社はアメリカ、サンフランシスコに拠点を持つ自律運転などに有効なライダーセンシングテクノロジーの会社です。同社は自動車業界のキーマーケットである日本市場参入を目指し、日本での広報活動を決定しました。しかしながら、同社にとって日本市場は初参入であり、日本法人にもマーケティング担当が不在であり、すべてのPR活動は本社(サンフランシスコ)の広報部隊と進める必要がありました。日本のメディアの特徴や同社ブランドの認知がないマーケットでのPR活動は本社の広報部との強力な信頼関係樹立から始まりました。
課題
世界で唯一無二のテクノロジーをどう伝えるか
最初の課題は直接競合がいない、唯一無二のテクノロジーをどう伝えるかでした。アップルがiPhoneを生み出したように、といった概念で同じ例をあげ、製品特徴よりもコンセプトの訴求をしました。
日本では無名な会社にどう関心を持ってもらうか
トップマネージメント陣が来日してのメディア説明会の実施、アメリカ大使館に働きかけ、最新のUSテクノロジー会社と日本の産業界との関わりを業界へプレゼン、などを行いました。
本社広報部からの圧倒的な信頼とグローバルパートナーの「通訳的な」サポートで柔軟な課題解決と強力なチームワークの実現
様々なアクションをスムーズにとるためにはクライアントの理解、強力が不可欠です。本件はSFに拠点を置くPRGNのメンバーも参画してのプロジェクトであり、クライアント⇔US代理店⇔弊社の連携が重要でした。
PRツールがそのまま日本で使えない
ウェブサイト、SNS、会社案内などのツールはすべて英語のみ。またすでに各賞受賞歴のあるアメリカ市場とまったく無名の日本市場では、現状あるツールのほとんどが使えず、日本にあったツールの開発が必要でした。
アメリカ本社に日本のメディアについて知ってもらう
広報部は日本のメディアの特徴を、取材を受けるだろうトップマネージメントに対してはメディアトレーニングを実施しました。
主なPR活動
PRツールの整備
プレスリリース、ウェブサイト、SNS、会社案内など、基本となる資料の整備を日本市場向けにイントロを含んだものを作成しました。
メディア向け説明会の実施
AEye社のトップマネージメントが経済メディア、テクノロジー系、自動車系、ITS系といった専門分野のメディアを招き、AEye社の唯一無二のテクノロジーについて詳細なプレゼンテーションを行いました。
自動車業界向けイベントをアメリカ大使館で開催
自動車業界向けにAEye社を含む3社の最新テクノロジーをアメリカ大使が後援するレセプションパーティをアメリカ大使公邸で開催しました。
まとめ
メディア説明会では6名のマネージメントがそれぞれ4件、合計24件の個別取材を獲得、一般紙から業界紙、デジタルメディアなど幅広く、3日間で39件の露出を達成しました。アメリカ大使館イベントでは280名の業界関係者および関係省庁の参列を可能としました。これにより、AEyeアメリカ本社のみならず、AEye社の海外PR戦略にも大きな影響を与えるものとなりました。
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